代表的な疾患
軽度認知障害(MCI)とは?
「最近物忘れが激しいな…」
と感じたら
一度当院まで
ご相談ください
軽度認知障害(MCI)は、年齢に対して認知機能が低下している状態ですが、日常生活はおおむね自立しています。個人差がありますが、記憶力の減少や問題解決能力の低下、注意力の散漫さが主な症状として現れます。認知症に進行する可能性もありますが、必ずしもすべての症例が認知症になるわけではありません。早期の発見やライフスタイルの改善が進行を遅らせるのに役立つため、気になる症状がございましたら早めに当院までご相談ください。
- 物覚えが悪くなった
- 頭がボーっとして何も考えられない
- 最近物忘れが激しい
- 日常生活はできるけど激しい認知障害を感じる
認知症とは?
物忘れの増加や日常生活へ
支障がある
場合は
当院までご相談ください
認知症とは、老いに伴い脳の損傷や変性によって引き起こされ、記憶・思考・判断力・言語能力などの認知機能が徐々に悪化していく疾患です。高齢者に発症することが一般的で、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などさまざまな種類があります。日常生活に支障をきたし、介護が必要になる場合もあるため、早期診断と適切なケアが重要で、症状の進行を遅らせるために現在では薬物療法がメインとなります。
- 同じことを何度も言っていると周りから指摘される
- 物忘れがひどい
- 新しいことが覚えられなくなった
- 慣れた道でも迷ってしまうことがある
- ささいなことでイライラしたり、怒ったりする
- お金などを盗まれたと人を疑うようになった
- 今まで好きだったテレビ番組に興味を示さなくなった
- 家事の段取りが分からなくなった
アルツハイマー型認知症
脳の神経細胞が少しずつ減少して萎縮してしまう認知症です。海馬の委縮が見られるのが特徴です。時間の感覚や記憶障害が早くから見られるのが特徴です。
レビー小体型認知症
レビー小体という細胞が増えることによって発症する認知症です。幻視やパーキンソン症状(身体が硬くなったり、手がふるえたり等)が見られるのが特徴です。
前頭側頭型認知症
脳の一部である前頭葉や側頭葉前方の萎縮により発症する認知症です。万引きや暴力、感情の鈍麻などが引き起こされることが特徴です。
血管性認知症
脳卒中などが原因で、脳に血液を供給する血管の損傷によって引き起こされる認知症です。他の認知症と比較して、ある時を境に認知機能が急激に低下するのが特徴です。
治療について
薬物療法
認知症の薬物療法は、症状の進行を遅らせる目的で抗認知症薬を使用します。イライラやうつ症状、不眠症状がある場合には抗うつ薬や睡眠薬を併用することもあります。
運動、リハビリ指導
血管性認知症の治療では、原因となる脳梗塞や脳出血の回復後のリハビリがとても重要になります。脳血管の障害を受けていない部分が、障害を受けている部分の脳をリカバリーして機能を回復してくれる部分があるために、脳梗塞や脳出血の回復期リハビリをしっかりと行うことによって、その後の血管性認知症の程度を軽減させることができます。
社会資源の投入
介護保険サービスや自治体独自のサービス、民間サービスなどを総称して社会資源と呼びます。認知症の場合は、社会資源を投入し、社会福祉士やケアマネジャーなどの専門スタッフによる支援も検討します。
よくあるご質問
認知症は治りますか?
認知症に対する根本的な治療法はまだ見つかっておらず、完治は難しいのが現状です。しかし、治療によって症状の進行を緩めることで日常の暮らしへの復帰を目指すことは可能です。
認知症にも種類があるんですか?
認知症といっても、その症状はさまざまで、一概に同じ症状や行動パターンが決められているとは言えません。現在知られている認知症は主に4つあります。それぞれの症状に合わせた適切な診断と治療が必要になりますので、気になる症状がございましたらお気軽に当院までお越しください。