神経発達症群なら岡崎市の岡崎メンタルクリニック

幅広い年齢層・症状に対応しているメンタルクリニック

〒444-0871 愛知県岡崎市大西3丁目7−13

神経発達症群 NEURODEVELOPMENTAL

代表的な疾患

自閉症スペクトラム症
(ASD)とは?

治療や支援について
ご相談を承っております

自閉症スペクトラム症(ASD)は、発達障害の1つで、他人とのコミュニケーションが難しい、自身の興味・行動パターンに強いこだわりを持つなどの特徴があります。症状の重さは個人差がとても大きく、表面上はごく普通に社会生活が送れる人から、社会生活を送るのに周囲のサポートが必要な人まで様々です。その原因は生まれつきの脳機能異常と言われていますが、はっきりとは分かっていません。最近の調査では約20~50人に1人がASDと診断できると言われており、女性より男性に多く見られ、2~4倍との報告もあります。

こんな症状はご相談ください
  • どこに行っても孤立してしまう
  • 特定の動作や言葉を何度も繰り返し行う
  • 音や光、触覚に対して異常に敏感
  • 自分の考えを上手に伝えることができない
  • 冗談を冗談と捉えることができない

症状について

自閉症スペクトラム症(ASD)の症状は、幼少時から認められることが多いといわれています。幼少時の特徴として、目と目が合いにくい、にっこりと笑いかけてもほほえみ返すことがない、指さしが少ない、言葉の発達が遅い、ひとつのことに対してのこだわりが強い、同世代の集団の中に入っていけないといったものが挙げられます。1歳半検診や3歳児検診で指摘されることもありますが、言葉の発達に遅れなどが見られない場合もあり、小学校入学後や、成人になってから初めて診断を受けることもあります。

注意欠陥・多動性症
(ADHD)とは?

子ども~大人まで
気になる症状は
お気軽にご相談ください

注意欠陥・多動性症(ADHD)は、注意力の不足、落ち着きのなさ、行動の抑制が苦手などの特徴を持つ、発達障害の1つです。小さい頃からその特徴が見られることが多く、成長につれてその特徴が目立たなくなる場合もあれば、大人になってもその特徴が強く残る場合もあります。学校や職場で指摘を受けることが多く、社会生活に影響が出る場合もあります。

こんな症状はご相談ください
  • 注意が散漫して一つのことが続けられない
  • 学校で先生に多動性と指摘された
  • 宿題やタスクを期限内に終わらせることができない
  • 忘れ物が多い
  • じっと座っていられない、動かずにはいられない
  • 思ったことをすぐに口に出してしまう

症状について

様々な特徴を持つADHDですが、大きく分けて3種類の特徴に分類されると言われています。1つのことをじっと考えて注意を維持することが難しくなる「不注意」、その場にじっとしていることや大人しくしていることができない「多動性」、考えたことを後先考えずに行動に移してしまう「衝動性」です。年齢を重ねるにつれて、多動性や衝動性は落ち着いてくることがありますが、不注意はその特徴が残りやすいともいわれています。

不注意

会話中に相手の話を聞かず、自分の話ばかりする。定期的に物を失くすか、散らかしたままにする。短期間の興味しか持たず、何かに夢中になってもすぐに飽きてしまう。予定されたイベントや約束の時間に遅れがちである。重要なメモや予定を見落とし、約束を忘れることがある。

多動性

会議や授業中にじっと座っていられない。仕事や勉強中に繰り返し立ち上がってしまう。いつも何かを手に持っている、回している、あるいはペンをたたいている。考えやアイデアが次々と浮かび、それを表現するのに困難を感じる。

衝動性

お金を計画的に使えず、財布の中身がすぐになくなってしまう。不用意な発言をしてしまい、取返しのつかない結果を招いてしまう。他人の会話を遮ってしまう。怒ると暴力的になって手が出てしまう。

治療について

過ごしやすい環境作り

その人の特徴にあった、生活しやすい環境を作ることが治療となるため、、その人の生活に合わせた具体的なアドバイスをしていきます。例えば、急な変化に対応しづらい自閉症スペクトラム障害であれば、1日の予定を事前にイラストなどを使って視覚化しておくことや、注意欠陥多動性障害であれば、次の日に必要な持ち物リストを作っておくことなど、日常生活における小さな工夫が生き辛さの解消に役立ちます。

薬物療法

注意欠陥多動性障害の場合、集中力や注意力の向上や、衝動性や多動性の軽減を目的として、お薬を処方する場合がございます。成人の場合、精神刺激薬(コンサータ)や選択的ノルアドレナリン再取込阻害薬(ストラテラ)、α2Aアドレナリン受容体作動薬(インチュニブ)などを使用します。それぞれ異なる作用と副作用を持つため、組み合わせて使用することもあります(当院では現在コンサータを処方することはできません)また、うつ症状や不眠症状が伴う場合には、抗うつ薬や睡眠薬を併用する場合もございます。

よくあるご質問

Q

大人でもADHDになりますか?

幼少期に発症することが多く、大人になるにつれて症状が軽減される傾向はありますが、大人になっても症状が残ってしまうケースもあります。早期の治療とサポートによって、社会生活・日常生活の改善が見込めますので、お気軽に当院までご相談ください。

Q

自閉症は遺伝しますか?

自閉症の原因は、現代の医学水準では解明されていません。近年遺伝による要因を唱えている説も出ておりますが、ほかの要因や複数要因の組み合わせによって発生する可能性もあるため、一概に遺伝によるものとは言えません。