身体症状症なら岡崎市の岡崎メンタルクリニック

幅広い年齢層・症状に対応しているメンタルクリニック

〒444-0871 愛知県岡崎市大西3丁目7−13

身体症状症 SSD

身体症状症とは?

長い間続くその不調は
ストレスから来ている
かもしれません

身体症状症は、心理的なストレスや環境への不安が身体的な症状として現れる疾患です。身体に異常がないにも関わらず、頭痛、腹痛、吐き気、めまい、筋肉痛などの不調が一時的または継続的に現れます。症状は身体の様々な場所に出現し、その場所が変化する場合もあります。

こんな症状はご相談ください
  • 何ヵ月も頭痛が続いている
  • 会社や学校に行こうとすると吐き気を催す
  • プレゼンや発表前に下痢になることが多い
  • 特に病気にかかっているわけではないのに不調が続いている

分類について

身体症状症および関連症群の代表的な3つのタイプをご紹介します。

身体症状症

痛みや胃腸症状など様々な身体の苦痛に悩まされる病気です。身体の病気は、適切な診察・検査をいくら行っても認められません。痛みが主な身体症状症を、昔は疼痛性障害と呼んでいました。

病気不安症

病気不安症とは、病気に対して極端に恐れたり、自身の健康状態に対して異常な不安を感じたりする疾患です。普通の風邪の症状に対して、「このまま死んでしまうのではないか」と恐れるように、軽度の症状に対して過度な不安をもつ場合もあるため、病院を頻繁に受診し、過剰な検査を希望するなど日常生活に支障をきたすことがあります。不安を軽減して、早く日常生活に戻れるためにも、早めに当院へご相談することをおすすめします。

機能性神経学的症状症(変換症)

機能性神経学的症状症(変換症)は、身体的な疾患がないのに、神経症状・運動機能障害などが発生する疾患です。歩けなくなる・声が出なくなる・耳が聞こえなくなるなどの運動に関する症状や感覚の症状が出現することが特徴です。

原因について

身体症状症は、感覚に敏感で悲観的にとらえやすい繊細な人がなりやすいと言われています。
また、過度な残業や介護などによる過労や、職場異動や引っ越しなどの環境変化によるストレスが要因になっていることも多いです。言葉にうまく発せない人の場合は特に身体症状症として表れることが多いと言われています。

治療について

心理療法(カウンセリング)

心理療法は、対話をメインに患者さまの内面を理解し共感することによって、精神的な安定を持っていただく治療法です。心理療法は大きく分けて、「支持的精神療法」「認知行動療法」「マインドフルネス」などの様々な種類があります。患者さまのお悩み、現在置かれている状況を詳しくお伺いし、適切な心理療法を行います。無理にお答えいただく必要はございませんので、まずはお答えいただける範囲でご様子をお伝えいただければと思います。

支持的精神療法

精神疾患に対する基本的な心理療法です。治療者と患者さまが対話を通じて、患者さまの感情や考えを整理し、本人が気づいていない感情を発見し精神的な回復を促進していきます。患者さまを否定したり断定したりせず、共感的な姿勢で接することが重要です。

認知行動療法

患者さまの「認知」(ものごとの捉え方)に働きかけることで、問題解決を図る治療法の総称です。陥りがちな考え方のパターンに気づいてもらい、出来事に対する考えを見直したり、考えの幅を広げたりすることで気分を楽にするよう促していきます。もともとは、うつ病に対する精神療法として開発したものですが、うつ病以外にも、不安症や強迫症など多岐にわたる疾患に治療効果と再発予防効果があると言われています。

マインドフルネス

マインドフルネスは、仏教瞑想とヨガを組み合わせたものであり、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観察すること」と定義されています。この方法の基本は呼吸法で、背筋を伸ばし、体の緊張を解き、呼吸を感じられる部分に意識を集中させます。過去の苦しい経験や将来への不安を感じるかもしれませんが、静かに呼吸に注視します。その際、「こんなことを考えてはいけない」と思うのではなく、何に注意が向いたのかを確認したらすぐに呼吸に意識を戻します。次第に全身で呼吸を感じるようになり、このプロセスを繰り返します。

薬物療法

身体症状症の場合、その過敏性や不安に対して抗うつ薬が有効な場合があります。また、痛みが強い人にはSNRIと呼ばれるタイプの抗うつ薬を使用する場合があります。

よくあるご質問

Q

自分は病気だと思うのですが診てもらえますか?

不調を感じる、気になる症状があるなど、相談したいことがございましたらお気軽に当院までお越しください。ガイドラインに沿って患者さま一人ひとりに合わせた適切な治療をご提供しておりますので、一緒に治療を進めていきましょう。

Q

めまいや頭痛がずっと続いて、内科に行っても原因不明です。

原因不明の不調が続く場合は、心理社会的ストレスから来している不調かもしれませんので、気になる症状がございましたらお気軽に当院までお越しください。