ある素因や特徴ある性格を持つ人にストレスが加わるとき、うつ病になると言われています。周囲のサポートが受けられない環境下で、複数のストレス因が重なると、睡眠がとり辛くなります。すると、脳の機能回復が不十分となり、やがて機能不全に至ります。脳が機能不全に陥ると、物事を否定的に捉えるようになり、それによって更にストレスを抱え込むようになります。以上の結果、悪循環を繰り返すのがうつ病です。
うつ病は、完璧主義、がんばり屋、几帳面などの性格を持つ人がなりやすいと言われています。前者のタイプの人には減点主義になりすぎないように伝え、後者のタイプの人には、辛くなったらできるかぎり周囲の人に相談するように伝えます。 また、うつ病は性格の問題だけではなく、環境要因も大きく影響するため、なるべくストレスの少ない環境づくりをするように勧めます。