薬物療法
認知症の薬物療法は、症状の進行を遅らせる目的で抗認知症薬を使用します。イライラやうつ症状、不眠症状がある場合には抗うつ薬や睡眠薬を併用することもあります。
運動、リハビリ指導
血管性認知症の治療では、原因となる脳梗塞や脳出血の回復後のリハビリがとても重要になります。脳血管の障害を受けていない部分が、障害を受けている部分の脳をリカバリーして機能を回復してくれる部分があるために、脳梗塞や脳出血の回復期リハビリをしっかりと行うことによって、その後の血管性認知症の程度を軽減させることができます。
社会資源の投入
介護保険サービスや自治体独自のサービス、民間サービスなどを総称して社会資源と呼びます。認知症の場合は、社会資源を投入し、社会福祉士やケアマネジャーなどの専門スタッフによる支援も検討します。