身体症状症および関連症群の代表的な3つのタイプをご紹介します。
身体症状症
痛みや胃腸症状など様々な身体の苦痛に悩まされる病気です。身体の病気は、適切な診察・検査をいくら行っても認められません。痛みが主な身体症状症を、昔は疼痛性障害と呼んでいました。
病気不安症
病気不安症とは、病気に対して極端に恐れたり、自身の健康状態に対して異常な不安を感じたりする疾患です。普通の風邪の症状に対して、「このまま死んでしまうのではないか」と恐れるように、軽度の症状に対して過度な不安をもつ場合もあるため、病院を頻繁に受診し、過剰な検査を希望するなど日常生活に支障をきたすことがあります。不安を軽減して、早く日常生活に戻れるためにも、早めに当院へご相談することをおすすめします。
機能性神経学的症状症(変換症)
機能性神経学的症状症(変換症)は、身体的な疾患がないのに、神経症状・運動機能障害などが発生する疾患です。歩けなくなる・声が出なくなる・耳が聞こえなくなるなどの運動に関する症状や感覚の症状が出現することが特徴です。