あなたはどのレベル?睡眠時無呼吸症候群の重症度チェック&治療|岡崎市の心療内科|岡崎メンタルクリニック

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あなたはどのレベル?睡眠時無呼吸症候群の重症度チェック&治療


「いびきがうるさい」「日中、我慢できないほどの眠気に襲われる」


これらは睡眠時無呼吸症候群(SAS) のサインかもしれません。SASは一般的な睡眠の質の低下ではなく、高血圧や心筋梗塞など、命に関わる病気のリスクを高める可能性もあります。


自己判断せず、自分の状態を知ることが、自身の健康を守るために大切です。


この記事では愛知県岡崎市の岡崎メンタルクリニックが、SASの重症度を測る指標であるAHI(無呼吸低呼吸指数)について解説し、軽症・中等症・重症それぞれのレベルに応じた治療法をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。


■睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度を測るAHIとは?


SASの重症度を判断する指標が、AHI(無呼吸低呼吸指数) です。


AHIは睡眠中の1時間あたりに、どのくらいの無呼吸と低呼吸があったかを合計回数で示しています。この回数が多いほど呼吸が止まっている時間が長く、睡眠が分断されて「重症」と判断されるのです。


AHIの数値を知ることが、ご自身のSASがどのレベル(軽症・中等症・重症) かの把握につながります。


■軽症・中等症・重症:レベル別に見る症状と治療法


AHIのレベルは以下のように分けられます。


重症度

AHI(1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数)

正常値

5回未満

軽症

5~15回

中等症

15~30回

重症

30回以上


※参考:I-05 睡眠時無呼吸症候群
(Sleep Apnea Syndrome:SAS) – I.その他

一般社団法人日本呼吸器学会


軽症・中等症・重症それぞれの治療法を紹介します。


◎軽症(AHI 5~15未満)

軽症の症状はいびきや口の渇き、時々日中に眠気を感じ、自覚症状がないこともあります。


治療法は、生活習慣の改善が中心です。肥満が原因なら減量や、飲酒、喫煙を控える、寝る姿勢(横向き寝など)の工夫などがあげられます。


また、下あごを前に出して気道を広げるマウスピース(口腔内装置) の装着も有効な治療法とされています。


◎中等症(AHI 15~30未満)

中等症の症状は、慢性的な大きないびきや日中の眠気、集中力の低下、頭痛など、日常生活への影響をわかりやすく感じ始めます。


治療法は生活習慣の改善に加え、CPAP(在宅持続陽圧呼吸療法) の適用が検討されることもあります。CPAPは、鼻に装着したマスクから空気を送り込むことで、気道を開通させていびきや無呼吸を防ぎます。


◎重症(AHI 30以上)

重症の症状には、激しいいびきと無呼吸、強い日中の眠気、倦怠感などが見られ、高血圧や心臓病のリスクが高まるとされています。


重症の場合は、CPAP療法が第一選択となるほか、必要に応じて手術治療を検討する場合もあります。


※手術が適応となる場合は、関連医療機関を紹介しております。


■自分の重症度を知ることから治療が始まります


SASの治療は、自分がどのレベル(軽症・中等症・重症)にあるのかを知るための検査から始まります。


AHI数値を知ることで、医師は症状の改善と合併症の予防につながる適切な治療方針を提案できるからです。当院では、自宅で簡単に行える簡易検査や睡眠ポリグラフ検査(ポリソムノグラフィー:PSG)を通じて睡眠データを測定します。


■睡眠時無呼吸症候群(SAS)の事なら岡崎メンタルクリニックへ


SASの重症度は、AHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数)によって軽症・中等症・重症に分類されます。


いびきや日中の眠気はSASのサインかもしれません。睡眠に関するお悩みがありましたら放置せず、岡崎メンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。


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