「やる気が起きない」「なんとなく不安」
「めまいがする」「なかなか寝付けない」
このようなお悩みを抱えている皆さま、日常生活に支障をきたしていませんか?
もしかすると、精神疾患の症状かもしれません。
今回の記事では、精神疾患とは何か、代表的な病気の種類と症状、原因をわかりやすく解説します。
目次
■精神疾患(精神障害)とは
私たちは日頃、落ち込んだり、悩んだり、焦ったりすることがあるでしょう。
精神疾患は思考や感情、行動などの症状が、生活に支障をきたしている状態のことです。
精神疾患の「疾患」と精神障害の「障害」は、どちらも同じ「病気」という意味を持ちます。そこで今回の記事では、精神疾患に統一してご紹介します。
■代表的な精神疾患種類~症状と原因を解説~
当院では、さまざまな精神疾患の方の治療をしております。
今回は、代表的な精神疾患の症状と原因をわかりやすくご紹介しますね。
◎うつ病
うつ病は、何かしらのストレスが原因で、精神症状や身体症状が2週間以上続く精神疾患です。
たとえば、このような症状が出現し、日常生活に支障をきたします。
・集中力が持たない
・なかなか寝付けない
・自分はダメな人間と感じる
・イライラするようになった
・食欲がない、もしくは暴飲暴食が増えた
・「死にたい」と思うことがある
うつ病は、完璧主義の方や几帳面な方だけでなく、環境要因の影響も大きい疾患です。複数のストレス因が重なることで、脳が機能不全に至り、更にストレスを抱え込むことで発症しやすいといわれています。
◎月経前不快気分障害(PMDD)
PMDDは、月経が始まる1〜2週間前ごろから以下のような症状が出現する疾患です。
・とてもイライラする
・暴飲暴食したくなる
・憂うつな気持ちになる
・寝ても眠気が強い状態が続く
PMDDの原因は、ハッキリとは分かっていません。しかし、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが深く関わるとされています。
生理前は女性ホルモンの変動が大きくなるため、心と身体に影響が出ると考えられているのです。PMDDは、PMSの内、精神症状が強く出る疾患ですので、更につらくなる前に当院にご相談くださいね。
◎双極症群
双極症とは、気分の高ぶりで活動的になったかと思えば、急に落ち込むなど、気分に極端な波のある疾患です。
双極症の躁状態は、本人が自覚しにくいといわれています。以下の症状が当てはまる方は、早めに当院へ相談してくださいね。
躁状態
・寝なくても元気な日がある
・大きな買い物やギャンブルをするときがある
・何でもできる気持ちになる
うつ状態
・呼吸困難や息の詰まりがある
・何をしていても楽しめない
・気づいたら涙が出ている
躁状態とうつ状態が繰り返し現れるのが双極症です。原因は多元的で、遺伝性や環境、ストレスの影響があるといわれています。
◎不安症群
不安症群には、以下の疾患が分類されています。
・パニック症
・社交不安症
・全般性不安症
・限局性恐怖症
・広場恐怖症
過度な心配や不安によって日常生活に影響が出る疾患の総称が「不安症群」です。
遺伝要因や環境要因以外に、性格傾向や身体的要因(不整脈や喘息など)の影響もあるといわれています。
◎睡眠障害(睡眠覚醒障害群)
睡眠覚醒障害群は、睡眠に関する以下の症状の影響で、心身に不調をきたしている疾患です。
・入眠困難:寝付きが悪い
・中途覚醒:途中で目覚める、何度も目が覚める
・早朝覚醒:起きる予定よりも早くに目が覚める
・熟眠障害:ぐっすり眠れた気がしない
睡眠障害は、環境や身体的要因のほかに、うつ病や緊張状態など精神的要因の影響もあるといわれています。
■相談や受診をするタイミングは?
心や身体に関する違和感やお悩みがある状態でも
「まだ大丈夫」
「こんなことで病院へ行くなんて…」
と感じているときは、すでに受診した方がよい状態と当院では捉えています。
ちょっとした違和感や小さな悩みだとしても、積み重なることで精神疾患になることはあります。迷ったときは、一度当院に相談に来てみてくださいね。
■精神疾患のご相談なら岡崎メンタルクリニックへ
当院は、患者さま一人ひとりの悩みや症状に真剣に向き合うメンタルクリニックです。
経験豊富な医師が、患者さまの身体への負担が少なくなるよう、必要最小限のお薬や漢方の処方に対応しております。
愛知県や岡崎市周辺で心や身体のお悩みを持つ方は【岡崎メンタルクリニック】へお気軽にご相談ください。