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寝すぎて眠い…隠れた病気に要注意!その原因は睡眠不足やストレスだけじゃないかも


「いくら寝ても眠い」「休日に寝すぎてしまう」といった経験はありませんか?


睡眠時間は十分なはずなのに、日中も強い眠気に襲われると、仕事や学業、日常生活に支障が出てしまいます。


「疲れているだけ」「寝不足のせい」と考える方も多いですが、その眠気の裏には、特別な原因が隠れているかもしれません。


この記事では、愛知県岡崎市の岡崎メンタルクリニックが寝すぎて眠くなってしまう原因と、隠れた病気の可能性を詳しく解説します。


■なぜ寝すぎて眠くなるの?考えられる原因


「寝る子は育つ」と言われますが、寝すぎることで不調を招くこともあります。


まず、生活リズムの乱れが代表的な原因です。休日に平日より大幅に長く寝てしまうと、体内時計が乱れ、月曜日に強い眠気やだるさを感じることがあります。長く寝ていても、睡眠の質が悪いと、脳や身体の疲労は十分に回復できません。


また、ストレスや疲労の蓄積も寝過ぎによる眠気の原因となり得ます。精神的・肉体的なストレスが蓄積すると、睡眠時間をたっぷりとっていても完全に回復しきれず、だるさや眠気が残ることがあるのです。


生活習慣も睡眠に影響します。運動不足や栄養バランスの偏った食事、不規則な食事時間なども睡眠の質に影響し、日中の眠気の原因となります。


今の自分の生活を見直すことは、寝すぎて眠くなる状態から抜け出す一歩となるでしょう。


■寝すぎても眠い状態に隠れた病気の可能性


一般的な原因を解消しても眠気が続く場合、「過眠症」と呼ばれる睡眠障害の可能性も考えられます。過眠症にはいくつかの種類がありますが、特に注意が必要なのは以下の2つの病気です。


◎ナルコレプシー

ナルコレプシーは、睡眠時間を確保していても日中に突然耐え難い眠気が現れる病気です。


この病気の主な特徴は、日中の過度な眠気のほかに「情動脱力発作」といって、感情の高まりをきっかけに、身体の力が急に抜ける症状を伴うこともあります。


加えて、眠り始めや目覚め際に、現実と区別のつきにくい幻覚を見たり、睡眠麻痺という身体が動かなくなる症状が出現する人もいる病気です。


◎特発性過眠症

特発性過眠症では、11時間以上寝ても目覚めが悪くなる症状が見られます。昼寝をしても眠気が増す場合があるのも、この病気の特徴の1つです。


ただし、日中の眠気はナルコレプシーと比較してある程度我慢できる人もいれば、1時間以上寝てしまう人もいます。


■ひとりで悩まず、専門医へ相談を


「疲れているだけだろう」と自己判断して放置すると、日常生活に大きな支障をきたし、うつ病などの二次的な精神疾患につながる可能性もあります。


ご自身の状態を客観的に見つめ直すためにも、以下のチェックリストに当てはまる場合は、専門医への相談をおすすめします。


  • 十分な睡眠をとっても日中の眠気が消えない

  • 日中の眠気が、仕事や学業に影響している

  • 眠気とともに、幻覚や金縛り、力の抜けを感じることがある


睡眠や精神疾患の専門医に相談することで、症状を正確に診断してもらい、睡眠の状態を客観的に評価できます。そして、一人ひとりの状態に合った適切な治療を受けることで、眠気との付き合い方を学び、生活の質を向上させることができるでしょう。


■寝すぎて眠くなってしまう人は岡崎メンタルクリニックへ


「寝すぎても眠い」という症状は、睡眠不足やストレスだけでなく、ナルコレプシーや特発性過眠症といった病気が隠れていることもあります。しかしこれらの病気は、適切な治療を受けることで症状を軽減させることができるのです。


当院では、患者様のお悩みや症状を丁寧に伺い、一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。「寝すぎて眠い」「朝起きても疲れている」など、睡眠のお悩みがありましたら、岡崎メンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。


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