「精神疾患は治るの？」

精神疾患をお持ちの方の多くは、今の症状がいつ治るのか、本当に治るのか不安でたまらない気持ちを抱えているかと思います。

今回の記事では、精神疾患は治るのか、代表的な病気の治療法をご紹介します。

■精神疾患は治るの？

精神疾患が治るというのは、日々の生活のなかで感じている困りごとが解決したり、緩和したりする状態のことです。

一度回復しても、同じ病気になることもあります。

ただし、今回紹介する治療法で、精神疾患になりやすくなるきっかけに対処したり、ストレスとうまく付き合っていく方法を得ることで、再発予防をすることは可能です。

■精神疾患の治療法

愛知県岡崎市にある当院【岡崎メンタルクリニック】では、さまざまな精神疾患に次のような治療法を行っております。

治療法①心理療法（カウンセリング）

心理療法は、患者さまとの対話をメインに精神的安定を図る治療法です。

心理療法にはいくつもの種類があり、当院では主に患者さまのお悩みを伺って、次の3つのなかから適切な治療法を行っています。

・支持的精神療法

・認知行動療法

・マインドフルネス

この3つの治療法は、主に「抑うつ症群（うつ病やPMDD）」や「不安症群」「身体症状症」「適応反応症・PTSD」の方に行っている方法です。

強迫性障害や神経発達症群（発達障害）の方は認知行動療法を行うことが多く、認知行動療法のなかにもさまざまな種類があります。

認知行動療法は薬物療法と同等の効果が期待されている心理療法ですので、薬物療法と合わせて行うことで、より効果が期待できるといわれています。

まずはどの患者さまも、症状や悩みに関してじっくり話を伺い、一人ひとりに合う治療方法を行います。

治療法②薬物療法

薬物療法は症状に応じて、医師が西洋薬や漢方薬を処方する治療法です。

西洋薬とは、抗うつ薬など心療内科・精神科で扱われることの多い薬のことを指します。

たとえば、中等度症以上のうつ病、PMDDの精神症状、統合失調症の方などに薬物療法を行っていますが、当院では患者さまの治療負担軽減を大切にしております。

西洋薬にどうしても抵抗を感じる方には、漢方薬もお出ししていますので、お気軽に医師にご相談くださいね。

治療法③環境調整

うつ病の方なら休養しやすい環境づくり、神経発達症群（発達障害）の方であれば過ごしやすい環境づくりなど、「その人にあった」環境をつくることも治療法の1つです。

日常生活における工夫は、薬物療法や心理療法がある程度落ち着いたあとにも役立ちます。

治療法④そのほか（作業療法、生活指導）

作業療法は、統合失調症の安定期に行われる治療法です。生活リズム回復や他者との関わりの訓練、活動性向上などを目的に行われます。

生活指導は、症状緩和だけでなく再発予防のためにも行われます。規則正しい生活が送れているか、質の高い睡眠やバランスの取れた食事、禁煙などの生活指導も精神疾患の治療法の1つです。

■うつ病は再発するの？

うつ病は再発しやすい精神疾患といわれています。

治療のなかで再発予防をすることも重要です。個人差はありますが、症状が改善しても薬物療法は半年から1年程度続ける必要があります。

また、薬物療法を続けるだけでなく、認知行動療法やマインドフルネスなどで、自分の考え方の調整やストレスケアをすることも重要とされています。

再発の心配がある方は、お気軽に当院までご相談ください。

■精神疾患のご相談なら愛知県の岡崎メンタルクリニックへ

当院は、患者さま一人ひとりの悩みや症状を丁寧にお伺いして治療法を考えるメンタルクリニックです。

経験豊富な医師が、患者さまの治療負担軽減のために、必要最小限のお薬や漢方の処方に対応しております。

今回の記事では、精神疾患の治療法についてご説明しましたが、一人ひとり合うものは異なりますので、まずはお気軽にご自身の症状の治し方についてご相談ください。

【岡崎メンタルクリニック】は、スタッフ一丸となって、愛知県や岡崎市周辺で、心や身体のお悩みを持つ方に寄り添います。