睡眠の5つの効果・メリットとは?睡眠障害の種類もチェック|岡崎市の心療内科|岡崎メンタルクリニック

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睡眠の5つの効果・メリットとは?睡眠障害の種類もチェック


「睡眠をしっかりとりましょう」「質のいい睡眠が大切です」


よく聞く話ですが、睡眠にはどんなメリット・効果があるのか、実際は詳しく知らない…という方も多いですよね。


今回は、睡眠障害や精神疾患を専門とする岡崎メンタルクリニックが、睡眠の効果やメリット、睡眠障害の種類を紹介します。


■質のいい睡眠ってどんな状態?


質のいい睡眠がとれていると、次のような状態になるといわれています。


  • 朝すっきりしている

  • ぐっすり寝た感覚がある

  • 昼間に強い眠気が生じない

  • 睡眠中に目覚めることが少ない

  • 入眠まで時間をかけすぎない

  • 日中の活動に満足感や充実感がある


どのくらい当てはまりましたか?

質のいい睡眠は、睡眠時間のことだけではありません。


■睡眠の効果・メリット5選


睡眠は、私たちの心と体に大きな影響を与える存在です。


ここでは、質のいい睡眠をとることの効果やメリットを5つ紹介します。


効果①疲労が回復する

睡眠中に成長ホルモンが分泌され、体内のホルモンバランスが保たれやすくなります。


私たちは日中、主に交感神経が優位となることが多く、夜になると徐々に副交感神経が優位になり眠気がきます。しかし、睡眠の質が悪いと、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、緊張状態が続いたり、慢性的な疲労状態が続いたりするのです。


睡眠の質を高めることで、疲労回復効果が期待できます。


効果②生活リズムが整う

生活リズムの乱れは、体内時計のズレや心身の健康への影響が大きいです。質のいい睡眠をとることで、規則的な生活が送れるようになります。


午前中に起きて日の光を浴び、日中に活動的に動くことで、夜寝るための体の準備をして生活リズムを整えましょう。


効果③ストレスが解消される

体だけでなく脳の疲労回復効果も期待できます。


ただし、深い眠りにつけない人は、ストレスを感じているなど精神的なものが原因になっていることもあるのです。ストレスを感じている人は、朝起きて日中に活動したり、運動したりするなど、夜寝るための準備をしていきましょう。


効果④美容効果が期待できる

成長ホルモンは、紫外線などによるダメージを修復するといわれています。また、メラトニンという睡眠ホルモンは、成長ホルモンの分泌を助ける存在。睡眠の質を高めれば、肌トラブル改善の効果が期待できますよ。


効果⑤集中力・作業効率が上がる

仕事や家事育児のパフォーマンスも向上します。


睡眠不足が続いたとき「物事が考えられない」「何もしたくない」となったことはありませんか?睡眠時間を削ってしまうことは、その後の行動に支障を与えます。


言い換えれば、睡眠の質を高めれば集中力や作業効率、何かを考える力などが高まるといえるでしょう。


■寝不足と睡眠障害の違い


「今日、寝不足でさ」「最近、寝不足が続いてて」


よく聞きますが、寝不足と睡眠障害の違いを知っていますか?


簡単に説明すると、睡眠不足は「寝る時間がない」で睡眠障害は「寝たくても眠れない」です。ここから先は、睡眠障害についてお話します。ほかのコラムでも睡眠障害の話はしているので、合わせて参考にしてみてくださいね。


■睡眠障害の種類


睡眠障害の種類は以下の通りです。


  • 不眠症

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

  • 過眠症(ナルコレプシー)

  • むずむず脚症候群


それぞれについて説明します。


◎不眠症

不眠症には次のような症状があります。


  • 入眠困難:なかなか眠れない、寝つきが悪い

  • 中途覚醒:寝ても途中で目が覚める

  • 早朝覚醒:起床時間より早くに目が覚める

  • 熟眠障害:ぐっすり眠れた感じがしない


心身の不調によって出現する障害です。


◎睡眠時無呼吸症候群(SAS)

SASには次のような症状があります。


  • いびきがうるさい(と言われた)

  • 睡眠中に呼吸が止まることがある

  • 日中に強烈な眠気におそわれる


SASは放置するとさまざまな病気や命にかかわる病気です。


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◎過眠症(ナルコレプシー)

ナルコレプシーには次のような症状があります。


  • 寝ているはずなのに眠い

  • 寝すぎてしまう

  • 気づいたら寝落ちしている

  • 朝すっきり起きられない

  • 日中に激しい眠気におそわれる


過眠症にはナルコレプシー以外にも、特発性過眠症があります。


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◎むずむず脚症候群

むずむず脚症候群には次のような症状があります。


  • 夜、足に不快感がある

  • 足がむずむずして眠れない


むずむず脚症候群は、鉄分不足なども原因と言われる病気です。足を動かせば症状が軽くなるという特徴もあります。


睡眠障害のなかでは、SASの次に出現しやすい病気です。


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■C-PAP治療や心療内科のアプローチも対応


睡眠のさまざまな効果・メリットを解説しました。睡眠の悩みは、生活習慣改善やストレス解消である程度緩和できる症状もあります。


ただし、睡眠障害の可能性がある場合は、医師や専門スタッフとともに治療することがおすすめです。岡崎メンタルクリニックでは、睡眠時無呼吸症候群のC-PAP治療はもちろん、さまざまな症状に合わせて心理療法でのアプローチも行っています。


カウンセリングは、薬などで身体面に直接アプローチするのではなく、心の専門家である臨床心理士や公認心理師と対話を通して、精神的安定を目指していく治療法です。


睡眠障害をはじめ、心に関する症状に幅広く対応しておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。



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