
「会社を休んでいるのに、体も心も休まらない」
「早く社会復帰しないと焦ってしまう」
休職中、そんな思いに苛まれてはいませんか?
適応障害は、特定のストレス源(環境)に対し、心身が過剰な反応を示すことで、日常生活に支障をきたす病気です。
回復には、何よりもまず原因となるストレスから距離を置く「環境調整」が不可欠であり、回復ステップには、少しずつ社会生活に慣らしていく「日常のリハビリ」が大きな意味を持ちます。
この記事では、愛知県岡崎市の岡崎メンタルクリニックが、適応障害からの回復を目指す方に向けて、今日から取り入れられる小さな習慣を解説します。
目次
■まずは「休む」ために大事なこと
適応障害の治療において、重要かつエビデンスに基づいたアプローチは「ストレス因から離れること」です。仕事が原因であれば、休職して会社から離れること自体が治療の大きな一歩となります。
休むときに大事な意識は、「休む=停滞」ではないということ。
適応障害になりやすい方は、責任感が強く「みんなに迷惑をかけている」と自分を責めがちです。しかし、脳内の扁桃体が過活動になり、心身のエネルギーが枯渇した状態では、どれだけ頑張っても状況が思うように改善しにくくなります。
休養は、適応障害によって疲れ切ってしまった脳を回復させるための「積極的な治療法」です。今は「心の充電中」だと割り切りましょう。
■ステップ別:日常生活でできる“小さなリハビリ”習慣
しっかり休んで心身のエネルギーが少しずつ溜まってきたら、無理のない範囲で「日常のリハビリ」を始めましょう。
◎ステップ1:生活リズムを整える
回復の土台は、生物学的なリズムを整えることにあります。
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朝日を浴びる
朝、決まった時間にカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。これにより、心を安定させるセロトニンの分泌が促され、質の良い睡眠を導くメラトニンの生成にもつながります。
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起床時間を少しずつ調整する
仕事をしていないと夜更かしになりがちですが、起床時間を一定に保つことは、脳の回復力を高めるために非常に有効です。最初から早く起きようとせず、5分ずつなど短くはじめていきましょう。
◎ステップ2:軽い運動と近場への外出
外の世界に触れることは、社会復帰へのスモールステップになります。
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10分の散歩
軽い運動には、抗うつ薬と同等の精神安定効果があるという研究もあります。まずは近所の公園やコンビニまで歩くなど、大きな目的のない外出を楽しんでみてください。
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目的を決めた外出
少し元気が出てきたら、カフェや図書館など「他人がいる空間」で15~30分ほど過ごしてみましょう。誰かと話す必要はありません。そこに居られるだけで、社会との繋がりを取り戻すリハビリになります。
◎ステップ3:自己肯定感を育む
適応障害では、自信を失い「何もできない自分」を責めてしまうことがよくあります。
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「よかったこと」日記
「顔を洗ってすっきりした」「ご飯がおいしかった」「今日は晴れていた」など、どんなに些細なことでも構いません。夜寝る前にいくつか書き留めてみましょう。これを続けることで、少しずつ自分の良い部分に目を向けられるようになります。
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コーピングリストを作る
コーピングとは、ストレスに対する意図的な対処のこと。ポイントはコーピングの複数パターンを持つことです。
「これさえすれば完璧に治る」という大きな1つの行動ではなく、「お気に入りの入浴剤を使う」「好きな曲を1曲聴く」「美味しいコーヒーを淹れる」といった、1分〜5分でできる小さな行動をいくつも書き出してみましょう。
■焦りは禁物。回復を妨げる「心のクセ」の治し方
適応障害からの回復は、一直線ではなく波があるのが普通です。「昨日はできたのに、今日は起きられない」と落ち込む必要はありません。
「早く復帰しないとまずい」あるいは「完璧に治ってから復職する」という考えは、自分を追い詰めてしまいます。自分を許容する心の余裕を持つことが大切です。
親しい友人が同じ状況なら、あなたは何と声をかけますか?きっと「ゆっくり休んでいいんだよ」と声をかけるのではないでしょうか。その優しさを、自分自身にも向けてあげてください。
■岡崎メンタルクリニックで回復の一歩を
適応障害からの回復のためにも、休職という選択をした自分を大切にしてあげてください。
しっかり休み、日常の小さなリハビリを積み重ねていくことが、回復の一歩となります。もし、途中で不安が強くなったり、夜眠れなくなったりした時は、決して一人で抱え込まず、当院に相談してください。
愛知県岡崎市にある岡崎メンタルクリニックでは、適応障害の方に寄り添い、適切な治療のご提案をしております。
「こんなことで相談してもいいのかな…」と考えず、まずはお気軽にご相談ください。