いびき改善にテープは効く? 口や鼻に貼るテープの効果とは|岡崎市の心療内科|岡崎メンタルクリニック

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いびき改善にテープは効く? 口や鼻に貼るテープの効果とは

いびき改善にテープは効く? 口や鼻に貼るテープの効果とは

■いびき対策テープ、本当に自分に合っている?


「いびきがうるさい」と指摘されて、まず手に取るのが口や鼻に貼るテープという方は少なくありません。


手軽に始められる反面、いびきの原因に合っていなければ思うような変化は得られないことも。


この記事では、口閉じテープと鼻腔拡張テープの仕組みの違いを整理し、テープだけでは対処しきれないケースの見極め方まで解説します。


この記事の要点まとめ


  • 口閉じテープと鼻腔拡張テープは仕組みが異なり、いびきの原因に合った選択が重要
  • 呼吸停止の指摘や日中の強い眠気がある場合は、医療機関への相談を検討したい
  • テープの活用と併せて、体重管理・飲酒習慣・寝姿勢などの生活習慣の見直しも有効

■口に貼るテープと鼻に貼るテープ——仕組みと期待できる効果の違い


いびき対策テープは「口に貼るタイプ」と「鼻に貼るタイプ」の2種類に大別されます。アプローチがまったく異なるため、ご自身のいびきの原因を把握したうえで選ぶことが大切です。


◎口閉じテープの仕組みと向いているケース


口閉じテープは、就寝中に口が開くのを物理的に防ぎ、鼻呼吸を促すグッズです。口呼吸の状態では舌が喉の奥へ落ち込みやすく、気道が狭まっていびきにつながることがあります。


テープで口を閉じ、鼻からの呼吸ルートを確保することで、口呼吸が主な原因のいびきであれば軽減が期待できる場合があります


朝起きたとき口の中がカラカラに渇いている方や、ふだんから口呼吸の癖がある方は相性が良い傾向です。ただし、鼻づまりがある状態で使うと息苦しさを感じることがあるため、鼻の通りに問題がないことが前提になります。


◎鼻腔拡張テープの仕組みと向いているケース


鼻腔拡張テープは、鼻の外側にプラスチック製のバネ入りテープを貼り、鼻腔を物理的に押し広げて空気の通り道を確保するグッズです。


鼻の構造がやや狭い方や、軽度の鼻づまりで口呼吸に切り替わりやすい方に向いています。


鼻腔の狭さや軽い鼻炎が原因のいびきであれば、テープで通り道を広げることが有用なケースもあります。花粉シーズンや風邪気味のときなど、一時的に鼻が詰まりやすい場面で取り入れやすいのが特徴です。


一方、鼻中隔湾曲症のように構造そのものに課題がある場合は、テープだけでは十分な変化を感じにくいこともあります。


■テープだけでは改善しにくいいびきの特徴と見極め方


口テープや鼻テープは手軽に取り入れられる一方、いびきの原因によってはテープだけでは対処しきれないケースもあります。ご自身の状態を客観的に振り返ってみましょう。


◎医療的な対応を検討したいセルフチェックポイント


次のような症状に心当たりがある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)をはじめとした医療的な対応が必要となる可能性も考えられます。


  • 就寝中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  • 日中に強い眠気があり、集中力が続かない
  • 朝起きたときに頭痛や倦怠感を感じる
  • 十分な睡眠時間をとっているのに疲れが残る

こうしたサインは、気道が構造的に塞がれていたり、舌根の沈下や体重増加による圧迫が関わっている可能性を示唆しています。


テープを使っても症状が続くようであれば、一度医療機関で検査を受けることをおすすめします


◎テープと併せて見直したい生活習慣と受診の目安


テープを活用しつつ、日常生活のなかで見直せるポイントもあります。


  • 体重管理: 首まわりの脂肪は気道の圧迫につながりやすいため、適正体重の維持を意識しましょう

  • 飲酒習慣: アルコールは喉の筋肉を弛緩させ、いびきを助長する要因のひとつです

  • 寝姿勢: 仰向けだと舌が気道側に落ち込みやすいため、横向き寝を試してみるのもひとつの方法です

生活習慣を見直してもいびきが続く場合や、上記のチェック項目に該当するものがある場合は、専門的な検査を検討してみてください。


当院(岡崎メンタルクリニック)では、睡眠外来にてご自宅でできる簡易検査からCPAP療法まで一貫して対応しております。「たかがいびき」と思わず、気になった段階でお気軽にご相談ください。


■よくある質問


Q. 口閉じテープと鼻腔拡張テープは併用できますか?

A. 併用すること自体は可能ですが、鼻の通りが十分に確保できている状態で口閉じテープを使うのが基本です。鼻づまりが強いときに口を塞ぐと呼吸がしにくくなるため、まずはどちらがご自身の症状に合っているかを確かめてから検討しましょう。


Q. テープを毎晩使い続けても問題ありませんか?

A. 一般的な使い方であれば大きな問題は起きにくいとされていますが、肌荒れやかぶれが出た場合は使用を中止してください。テープを続けてもいびきが軽減しないようであれば、根本的な原因が別にある可能性もあるため、医療機関への相談をおすすめします。


Q. テープで対策しても眠気が取れない場合はどうすればよいですか?

A. 日中の強い眠気が続くときは、睡眠時無呼吸症候群などが関わっている可能性があります。睡眠外来では簡易検査で睡眠中の呼吸状態を確認できますので、早めの受診を検討してみてください。


Q. いびき外来は何科を受診すればよいですか?

A. 耳鼻咽喉科や呼吸器内科のほか、睡眠外来を設けている心療内科でも対応が可能です。当院では心療内科の視点から睡眠の問題を幅広く評価し、検査から治療まで一貫して行っております。


医師


岡崎メンタルクリニック

院長

荻野 元生

▶ 監修者プロフィール

経歴
2016年
神戸大学医学部 卒業
2016年
関西電力病院 初期研修
2018年
医療法人杏和会阪南病院 精神科
精神科救急に加え、睡眠外来・認知症鑑別外来を担当
2021年
医療法人杏嶺会上林記念病院 精神科
2024年
岡崎メンタルクリニック 開院
資格・所属学会
【資格】
厚生労働省 精神保健指定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医
モディオダール確定診断後処方医
【所属学会】
日本精神神経学会
日本睡眠学会